筍ホリデー

実施に向けて準備いろいろ!!

参加者の安全確保のためにも「竹藪掃除」は必須作業!

貸出し用の鍬の手配や、土嚢袋、軍手、そしてアク抜き用の米ヌカも準備。

誘導用のサイン類やマップボード、「竹林クイズ」や記念の缶バッジなども。

いよいよシーズン幕開け!「筍ホリデー」スタートです。

第1週目、21日には町内に帰省中のご家族、23日には取材で訪れた制作会社の皆さん。

第2週目、やっと出始めたタケノコ。4組13名の皆さんも大満足!!

第3週目、子どもたちも参戦!別のチームには「竹箒づくり」もやってもらいました。

5月6〜7日にも受け入れ、第4週(10〜11日)、そして追加で第5週も!

その様子は日本海新聞や中海テレビでも紹介されました〜

「裏年」とは言え当初、これほどタケノコが生えないとは想像だにしていませんでした。例年なら次々と生えて、始末するのが大変なので、どんどん受け入れができるだろうと構えていましたが、第1週となる4月の19日になっても全く生えていない。猪が荒らした跡もない。参加の予約はどんどん入ってきているものの、入山日を後にずらしてもらうばかりで、まったく「自然は人間の都合に合わせてくれない」を思い知らされました。

4月21日に何本か見つけた時は胸を撫で下ろしました。以降、毎日山を見回って入ってもらえるエリアを設定し、最後には当初予定していなかった竹林にも入ってもらうこととし、また一旦お断りしながらも「どうしても」とおっしゃるグループには、最後の最後、5月18日にお越しいただいて、何とか体験していただき、総じてとても大喜びしていただきました。こうした様子は、日本海新聞や中海テレビでご紹介していただき、事故などもなく「筍ホリデー」を何とか実施できました。

場所をやりくりしながら延べ60名。

遠くは神戸市や明石市、鳥取市などから、参加者数は延べ60人ほど。朝9時に案内所(集会所)に来ていただき、受付の後は全30問の「竹林クイズ」から抜粋して出題。竹は何科の植物でしょうか?竹の成長速度は?その成長原理とはどのようなものか?などなど、結構難しい?問題で竹のことを学んでもらい、模型(手製のオブジェ)を使ってタケノコを掘る要領を解説。そして鍬や土嚢袋、軍手などを手に手に現地にご案内。現場でも掘る要領をお教えし、また数少ないタケノコは初心の方には見つけにくいようなので場所をお教えし、それでも皆さん、見つけてうまく掘れた時の喜びは何よりのようでした。

山を実体験することが何よりの勉強!!

またタケノコの少なさを多少でも補おうと、ワラビ採りを行なっていただき、朝から仕込んでいた珈琲で一息ついてもらいました。その間にさまざまなお話も弾み、森林〜里山環境の保全の現実や難しさを、身をもって知ってもらうことができました。来年もやってほしいとの声もたくさん聞きましたが、さて、どうなるか?素人さんをお招きして掘ってもらうより、自分達でやったほうがなんぼか手っ取り早く楽なのですが・・・(笑)それより、今回我々が初めて取り組んだ「筍ホリデー」が各地に広まって、少しでも「竹林問題」の解消につながれば・・・と思った次第です。